ハスラー2 (1986) : The Color of Money

ハスラー稼業から足を洗った男と若いハスラーの戦いと友情を描く続編。監督はマーティン・スコセッシ。ウォルター・テヴィスの小説(角川文庫)をリチャード・プライスが脚色。撮影はミハエル・バルハウス、音楽はトッド・カソー、編集はセルマ・スクーンメイカーが担当。

監督:マーティン・スコセッシ
出演:ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ヘレン・シェイヴァー

ハスラー2 (1986)のあらすじ

かつてのトップハスラー、エディ(ポール・ニューマン)も、もう50代になり、酒のセールスマンのような仕事をして、相も変わらず気ままな独身生活を続けていた。そんなある日、エディは若いハスラーの、ビンセント(トム・クルーズ)と出会い、彼の中に若い頃の自分の姿を見た。前作であのミネソタ・ファッツと死闘を演じてからすでに25年が経っていた。数ヶ月後に控えたアトランティックシティでのナインボールの大きな大会―エディはこのビンセントにプロのあらゆるテクニックを叩き込むことを決心する―。

ハスラー2 (1986)のストーリー

前作でミネソタ・ファッツと死闘を演じてから25年の歳月が経ち、かつて「ファースト・エディ」と異名をとった凄腕ハスラー、エディ(ポール・ニューマン)はいまや白髪の50代。今は賭けビリヤードから足を洗い、セールスマンとして生計をたて、恋人のジャネル(ヘレン・シェイヴァー)との生活のことなども考えていた。

ある日、エディは若いビリヤード・プレイヤー、ヴィンセント(トム・クルーズ)とその恋人カルメン(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)と出会った。ヴィンセントの天性を感じさせる腕前に、エディはかつての情熱を思い出す。エディは、数カ月後にアトランティックシティで行われるナインボールの大会にヴィンセントを参加させるため、カルメンも同行させ、アトランティックシティを目指す武者修行の旅に出た。この旅で、エディはヴィンセントにゲームの勝ち方、負け方、そして負けて金をかせぐ方法など、自分の知っていることをすべて伝え、一流の勝負師に育てようと思っていた。ヴィンセントはエディの指導を受け、また全米各地の強豪と野試合を重ね成長していく。だが道中、エディはある勝負で屈辱的に負けたことをきっかけに、ヴィンセントとカルメンとは別々に大会に向かうことを決意した。そして己を鍛え直すエディ。アトランティックの大会で再会し、それぞれ順調に勝ち上がっていった2人は、大会の準々決勝で対戦するが…。

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