傷だらけの栄光 (1956) : Somebody Up There Likes Me

ミドル級世界選手権保持者ロッキー・グラジアノの伝記映画。原作はグラジアノ自身とロウランド・バーバーの合作によるベスト・セラー小説、脚色はアーネスト・リーマン、監督はロバート・ワイズ、撮影はジョセフ・ルッテンバーグ、音楽はブロニスロー・ケイパー。主題歌は作詞サミー・カーン、歌手はペリー・コモ。

監督:ロバート・ワイズ
出演:ポール・ニューマン、ピア・アンジェリ、サル・ミネオ

傷だらけの栄光 (1956)のあらすじ

ニューヨークのイースト・サイド、その貧民街に育ったロッキイ(ポール・ニューマン)は、遊ぶ金に困ると靴磨きのロモロ(サル・ミネオ)らを誘って盗みを働く少年だった。或る日、土地の不良団と喧嘩して感化院に送られ、やがてそのまま陸軍に引っぱられたが第1日目に脱走した。彼はスティルマン体育館に行き、ボクサーとして出発しようとした矢先、軍にみつけられて刑務所に送られた。しかしそこでボクシングを習って彼は自分の進むべき道を知った。出所した彼は再び体育館を訪れた。或る日妹の友達ノーマ(ピア・アンジェリ)と知り合い2人は結婚した。娘も生まれて彼の未来は開けてきたようにみえた。トニー・ゼイルとミドルウェイト級の世界選手権を争うことになった時、刑務所時代に知り合った男が八百長を頼んできたのを断った事から、ニューヨークの試合をボイコットされ、加えて新聞に彼の前歴を悪しざまに書かれる不運に見舞われたが、妻はそうした失意の彼を暖かく慰めた。やがてロッキイの努力は酬われ、1947年あらためてトニーに挑戦、ついにチャンピオンとなった。

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