スラップ・ショット (1977) : Slap Shot

アイスホッケーのマイナー・チームがくりひろげる殺戮戦を描く。製作はロバート・J・ワンシュとスティーブン・フリードマン。監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はナンシー・ダウド、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽監修はエルマー・バーンスタインが各々担当。

監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ストロザー・マーティン、マイケル・オントキーン、シェニファー・ウォーレン、リンゼイ・ルクーズ、ジェリー・ハウザー、ジェフ・カールソン、スティーヴ・カールソン、デイヴィッド・ハンソン

スラップ・ショット (1977)のストーリー

全米プロ・アイスホッケーのマイナー・リーグのチャールズタウン・チーフスは最下位の三流選手のチーム。選手兼コーチのレジ(ポール・ニューマン)は頭がいたい。しかもスポンサーの鉄工場が不況で閉鎖するため、おさきまっくらだ。レジとネッド(マイケル・オントキーン)の2人はチームの解散を覚悟するが、マネージャーのジョー(ストロザー・マーティン)は、解散どころか新しく3人を採用。この3人組、名前はジャック(デイヴィッド・ハンソン)、スティーブ(スティーヴ・カールソン)、そしてジェフ(ジェフ・カールソン)。モジャモジャ頭のガラの悪い馬鹿連中。世も末だ。レジの私生活の方もうまくない。女房のフランシーヌ(ジェニファー・ウォーレン)とは別居中で、元どうりは不可能。さてネッドの方も女房リリー(リンゼイ・クルーズ)と別居中。翌日の試合も負け。そして数日後の試合の時、レジは相手チームのゴールキーパーに、「お前の女房はレズだ」とののしり、乱闘して勝利をものにする。その日をさかいに、チーフスのチームの売り物は暴力となった。なかでも例の3人組のメタメタは素晴らしく、チームは連勝につぐ連勝。血をみてファンは熱狂した。そんなある日、レジは現オーナーを訪ねる。チームの今後につき話し合うためだ。連勝のチームなのだから、何んとか未来は明るそうだ。しかし、オーナーが、今までチームを持っていたのは、税金対策のためだった。黒字のチームはもういらない。その夜、優勝決戦が開始された。最後の試合こそクリーンに--、でも相手チームは悪ばかりだ。再び血の世界。チーフスはしかしクリーン精神を守る。ブーブーいう観客。と、突然ネットがリングせましとストリップを始め、かくしてチーフスは今度はエロで勝利をおさめるのであった。

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